JAPAN GRAPHIC DESIGNERS ASSOCIATION INC.

■―――JAGDAについて
 社団法人日本グラフィックデザイナー協会/JAGDAは、会員2000名を擁する日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織です。北海道から沖縄まで日本全国で活躍しているグラフィックデザイナーたちが、デザイン向上、生活文化向上のために、力を合わせて活動しています。JAGDAは1978年に設立され、1984年に通産省管轄の社団法人になりました。日本のグラフィックデザインの窓口として、国内の諸デザイン団体をはじめ、世界中のデザイン諸団体とも活発な交流を行っています。
 江戸時代から高いレベルを維持してきた日本のグラフィックデザインは、今世紀に入ってバウハウス運動を始めとする欧州デザイン運動の影響を受け、急速に近代化していきました。また第二次世界大戦後は、アメリカ文化の影響を受けながら、進歩を続けました。そして、1960年代後半から本格化した視聴覚メディアの飛躍的発展、進歩に伴って、その役割を大きく拡大させ、ついに今日のような隆盛を見るに至ったのです。
 JAGDAは、展覧会やセミナーなどのグラフィックデザインの質的向上・社会的認知を図る活動、著作権の確立や制作料金基準の策定などグラフィックデザインの創作環境を保全し向上させる活動をはじめ国際的な活動も充実させ、名実ともに日本を代表するグラフィックデザインの団体として、広く社会に認められる存在になっています。今日、グラフィックデザインは、デジタル&ネットワーク化の波に直面し、21世紀を目前に控え、グラフィックデザインのありようも社会的役割もともに大きく変化しつつあります。私たちは今後さらに多角的な“明日のための活動”を、ポスター展の開催や「JAGDA年鑑」の発行などの“今日のための活動”とともに展開し、創造性豊かな社会の構築のために活動を続けたいと思っています。

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